IN NISHIKOEN   西公園

遙かなる想い

-四季折々の香りと共に、あなたに届けこの想い

作者

池松 一隆

この彫刻があるマンション

マンション外観

ベルメゾン西公園テラス

Map

〒810-0076
福岡県福岡市中央区荒津2丁目1番7号

「ベルメゾン西公園テラス」歴史背景とゆかりのスポット

荒津の海

一.万葉の歌人に詠われた荒津の海と西公園
(福岡市中央区西公園、荒津)

扇の形の博多湾。その要(かなめ)の地点に位置する西公園。 現在の中央区、小高い荒津山を中心とし、眼下の博多湾から玄界灘を遠くに望む風光明媚な場所で、対外交流で栄えた福岡の歴史を見守った舞台です。 古代には鴻臚館に滞在する国内外の使節が行き来した港があったとして、万葉集にも詠まれています。 ふもとに徳川家康をまつる東照宮が建てられたほか、整備された港からは、筑前の産物を積んだ多くの商船や、 長崎に警備に出かける福岡藩の軍船が出航して行きました。

西公園

その後、黒田如水(じょすい)、長政をまつる光雲(てるも)神社も建てられ、万葉の歌碑、維新関係人物の銅像もおかれるなど、 大濠公園とつながって福岡の歴史を語る代表的スポットとなりました。2500本の桜、1700本のつつじともみじを有する、 遊歩道付自然公園として、四季おりおりの香りを発する公園として訪れる人が絶えません。

《万葉歌碑》
荒津の崎
神さぶる 荒津の崎に寄する波 間無くや妹に 恋ひ渡りなむ
巻15-3660

西公園入口
草枕 旅行く君を 荒津まで 送りぞ来ぬる 飽き足らねこそ
巻12-3216

大濠公園池の中道
白栲の 袖の別れを 難みして 荒津の浜に 宿りするかも
巻12-3215

二.黒田藩ゆかりの「光雲(てるも)神社」
(福岡市中央区西公園)

西公園入口の石段を上ると光雲(てるも)神社があります。

光雲(てるも)神社

光雲神社には福岡藩祖・黒田如水と福岡藩初代藩主・長政が祀られています。 拝殿の天井画は、舞鶴の地名にちなんだめでたい丹頂鶴で、木原信画伯が描いています。お賽銭をあげて参拝すると鶴の声が聞こえます。
 境内には、福岡藩士で黒田二十四騎の一人・母里太兵衛(ぼりたへえ)の銅像が威風堂々と立っています。右手に持つのは名槍日本号。

母里太兵衛(ぼりたへえ)の銅像

像の下部には、太兵衛をモデルとした民謡「黒田節」の歌詞が刻まれています。また、長政が愛用した水牛の兜の像もあります。

水牛の兜の像

桜の時期には西公園のお花見、お正月には初日の出を拝むことが出来ることなどから、特に賑わいます。